大手スーパー&コンビニ 日用品5%値下げの意味

4月末、夜のTV番組 WBSを見ていたら 大手スーパーが日用品の一部5%値下げを行うそうだ。

思わず ”またか”と思った。

せっかく人件費も上がり、卸売り物価も上昇し始めたのを腰を折るようなことをしようとしている。

スーパー側からのコメントは ”生活者が日ごろの物価上昇へ少しでも緩和させたいため” らしい。

でも私は本当かよ、自分たちのためでしょ!と思う。

最近思うのは バブル始めてから 庶民の物価下げることに期待した行動が

中小の商店や小さな現地密着型スーパーをなくし、気が付けば 大手、イオンとイトーヨーカ堂の

大きなモールビルが繁栄してきた。

今度の価格戦略も 周りが 値下げどころか価格維持が精一杯なところへ、このニュース。

彼らから見ると自分たちだけが生き残るための除草剤戦略なのかもしれない。

結局、我々一人ひとりが安いを求めてきた行動が貧富の差を広げてきたのではないか?

少しでも安い流通を求めたひずみが あちらこちらで見えるような気がする。

アマゾンなんていい例だ。

少しでも安くて便利な買い物をもとめた結果、お金はアマゾン一社に吸い上げられ、

そこから下請けのように、出版社、電気用品業者などなど 納めさせられる。

宅配業者は どんどん単価を下げられ、駈けずり回っている。

日本の会社はどんどん不利な条件をのまされながら奴隷のよう になっていく。

それでは給料は上がらない。未来が感じられない。

その先に我々、庶民がいるわけだ。

結局、バブルはじけて20年間、日本の庶民は 総中流社会から 自ら貧しくなろうといただけかもしれない。

これからは お金を払ってものを買うとき、

”安いから買う”ではなく

”誰にお金を支払うか”を考えた行動しないと どんどん貧しくなるだろう。

GW中の日経新聞で 謎のミクスとか いう題名の連載も近いことを言っているが、

次回この問題にもう少し、掘り下げてみたい。

GW中にオーストラリアに旅行してきたのですが、この問題にいろいろヒントがありました。

ではまた。

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